真面目な回答でgoo

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・・・放送日当日の朝礼にて

前々日の取材について思い返しつつ

「今回はあまり面白いこと言えなかったんでつまらないかも」と専務が言っていました。

面白いこととは・・・でもニュースだしな・・・まじめでいいんだよな・・・オカタイのかな、

確かにバラエティじゃないもんな・・・えっと、どこを目指してたのかな・・・

などと思いつつ、でしたが、実際は内容のとても濃い、見ごたえのある放送でした・・・

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信越放送 の夕方のニュースで取り上げていただいたのですが、

ピクニックを特集とかそういう事ではないのですが、

「原材料&燃料費高騰&人手不足が問題となっていること」について

切迫している問題なので、この度真面目に回答しております。

現状をお伝えした限りではあったのですが、

結果、とても好評をいただけたので(番組を作ったわけではないのですが)

嬉しくなり、ここ(ブログ)にあげることにしました。

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2024年3月7日放送

SBC信越放送 ニュースワイド特集 で検索してください

ケータイでも観れます👀♡

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「楽しむことですね…」原材料の高騰や人手不足に負けず頑張る「街のパン屋さん」さまざまな値上げにも負けず価格据え置き「新しいものを作れば新しい価値に…」新商品の開発でチャレンジを続けるワケ

値上げラッシュがまたやってきます。

帝国データバンクによりますと、3月になって、レトルト食品や冷凍食品のほか、チョコレートを使った菓子など728品目が、10から15%値上げされました。

さらに4月には3000品目を超える食料品の値上げが予定されています。

【写真を見る】「楽しむことですね…」原材料の高騰や人手不足に負けず頑張る「街のパン屋さん」さまざまな値上げにも負けず価格据え置き「新しいものを作れば新しい価値に…」新商品の開発でチャレンジを続けるワケ

ここ4年で、使っている材料の全てが値上がりしているというのが、パン店です。

苦しい状況でも挑戦を続ける長野市のパン店を取材しました。

長野市上松(うえまつ)の「ピクニック」。

創業30年の、地域に親しまれる町のパン店です。

店内には20から30種類のパンがずらり。

オリジナリティあふれる創作パンが並びます。

買い物客:

「地元で有名で、色々卸していて、おいしいよということで」

「おいしいっていう評判です」

買い物客:

「パンがおいしいところ」

「あんぱん、ずっしりとしたあんぱんが」

一番人気は、店のある地名にちなんだ「上松あんぱん」。

超薄皮の中に、あんこがなんと150グラム。

5年前の発売以来、老若男女に愛されています。

使っているあんは、明治37年創業、長野市中心部の老舗・宮下製あん所のもの。

さらに、同じく善光寺の門前で120年の歴史を誇るみそ蔵=すや亀(かめ)のみそを練り込んだ、門前みそあんぱんや、近所の山崎精肉店から仕入れた信州牛をたっぷり使ったカレーパンなど。

地元密着のオリジナルパンを数多く販売しています。

ピクニック 内藤大二郎専務:

「うちは今カレーパンだと3種類ですかね。子ども向けと、信州牛と、“山小屋”さんのカレーパンと」

「お互いの良さを残しつつ開発していくのが非常に楽しい試みかなと」

2代目で専務の内藤大二郎(ないとうだいじろう)さん。

店に併設した工場で、社員5人、パート15人を雇い、一日4000個ほどのパンを作っていて、店頭だけでなく、県内外の小売店にも卸しています。

ここ数年、内藤さんを悩ませているのが…

内藤大二郎専務:

「値上げの連絡です」

「毎月のように何々が値上がりしますよと、うちに連絡が来て、それ見ながらどうしようかなと悩む紙になりますね」

パン作りに欠かせない3大原材料の小麦粉・油・砂糖。

すべてが高騰しているといいます。

小麦粉は2013年から上昇が続き、コロナが拡大した2020年の価格を100とすると、現在は、125まで上がっています。

小麦粉に次いで重要な原材料となる油脂も、2020年と比べ、なたね油で1.5倍、サラダ油やマヨネーズも4割以上高い価格で推移しています。

さらに…

内藤大二郎専務:

「今回上がったのは砂糖」

「砂糖が値上がりすると全部、生クリームやカスタード、あんこもどんどん値上げに」

食材だけではありません。

パンを焼き上げる電気代、配送にかかる燃料代も上がり続け、スタッフは時給を上げても応募が集まりにくくなっています。

そんな中、毎日気軽に食べられるパンを提供したいと店頭価格を抑えてきた内藤さん。

定番商品の値上げは、2023年9月以降行っていません。

内藤大二郎専務:

「値上げが続いていく中でも、新しいことにチャレンジすることが大事かなと思っていやっています」

「現状のものを続けると値上げになるけど、新しいものを作れば新しい価格ということで新しい価値ができるので」

コロナ禍に発想し、人気商品になっているものの一つが、「一升パン」。

生後1歳の誕生日、一生食べ物に困らないようにと一升のお米で作った餅を背負う祝い事「一升餅」の代わりに、生まれた時の体重で作ります。

名前やイラストも入れることができ、写真映えすることから注文が増えています。

もう一つの人気商品は、外国人観光客でにぎわう県内のスキー場にありました。

アジアやオーストラリアからのスキー客が増加している長野市の戸隠スキー場。

その食堂の人気メニューが、食べ応え十分のハンバーガーです。

牛肉100%、こだわりのパティを包んでいるのが、ピクニックが開発した特製バンズです。

戸隠スキー場 後藤信一郎さん:

「バーガー専用のバンズを用意してもらっているので、前に比べてもっちり感がふえて、なかなか他では見つけられないものが出てきている」

「とてもおいしいバーガーで特にバンズがおいしいという話が出ています」

「非常に好評で、特にインバウンドの方も増えていますから、そういう方に好まれている」

今シーズンの売り上げは、すでにコロナ前の倍の3000個に達し、今後も需要は高まると予想しています。

後藤信一郎さん:

「長野市内地元、ということで、我々も心強いパートナーだなと」

インバウンド需要に合わせ、選ばれるバンズを作ろうと、改良を重ねたピクニック。

もっちり感と歯切れの良さを併せ持つバンズとして、取り引き先は、白馬や志賀高原などのスキー場のほか、市内のカフェや飲食店など合わせて20軒ほどに上り、注文が増え続けています。

内藤大二郎専務:

「もともとは安い大手さんのを使っていたのが、地産地消で地元の企業のものをとか」

「更に極めていいもの作れば、売れるんじゃないかと」

原材料の高騰や人手不足に負けず、新しいものを作り出したいと話す内藤さん。

その秘訣を聞いてみると…

内藤大二郎専務:

「楽しむことですかね、それが仕事というのもあるけど楽しんでやること」

「もっと地元密着を強めていって県外に発信して、パンを通して長野を盛り上げたいなと」

地域密着だからこそできる顔の見えるモノづくりを大切にしながら、攻めの姿勢で店を守っていきます。

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